”しか(四華)”について
(画像はhttps://www.kougeden.jp/blog/2014/11/437からお借りしました)
こんにちは。
先日、お勤めが終わった後にご質問をいただきました。
「葬儀で使う四華の置き方って・・・?」
その時お答えしたことが適切だったか自信がなくなったので、あれこれ調べてみました。
調べたことの覚え書きも含めて書いてみようと思います。
<四華の由来>
お釈迦様が亡くなった際に(涅槃)、周りにいた弟子や動物、天人がひどく悲しみました。
また、沙羅双樹の樹が真っ白に変わって、枯れたようになったそうです。
それにならって、葬儀の際に四華を置くようになりました。
華が四つ並んでいるのは、沙羅双樹4本に囲まれていたからともいわれますが、四華は他にも紙華、死華とされることもあります。
<四華の置き方>
しばしば、うちのお寺ではお葬儀で「金銀」の四華が使われますが、金が向かって右、銀が向かって左という置き方になります。
位牌の置き方と同様ですが、向かって右が上座、左が下座ということになります。
つまり先に亡くなった方のお位牌が右から並ぶ訳です。
金は白くなる前の沙羅双樹、銀は白くなった沙羅双樹と捉えると過去から未来へとの順番に
なろうかと思います。
どちらも白という場合もありますが、金銀は「諸行無常」を表しているようにも捉えることができます。いずれにしても趣深いものです。
<四華をおく期間>
主に葬儀まで使われるものですが、お墓にお供えすることも多くあります。
大体49日まで、長くても100カ日くらいまでお飾りいただき、あとはお焚き上げさせていただいていました。
ご質問いただき、私も改めて勉強になりました。ありがとうございます!
コメント
コメントを投稿