手摺窪共同墓地(その性質について)
こんにちは。 連投失礼いたします。 多くの御檀家様の墓地が「手摺窪共同墓地」にあるのではないかと思います。 近年の気候変動等に伴って、墓地の土や砂利などが流されてしまう事態となっており、 皆様には何かとご不便をおかけしているところかと存じます。 お寺にも「なんとかしてほしい」といった依頼などが寄せられているところですが、 手摺窪共同墓地の性質のため、お寺としても大変苦慮しており、そのことについて お伝えしたく書いている次第です。 まず前提として、手摺窪共同墓地の土地は、「源光寺」所有ではありません。 ほぼ全て、何名かの「個人」の土地となっています。 (「源光寺」所有の土地は一切ありません) そのため、現状変更を行うには地権者の「許可」が必要となります。 (つまり、勝手に源光寺が「触れない」土地ということです) 昔(正確には不明です)、手摺窪の土地を所有している人たちの思いで、あの場所を 墓地に使ってもいいよという形で始まったものと思われ、 さらにその周辺の土地を持っていた個人が、墓地として販売をし、現在の形になった と思われます。 戦後、墓埋法という法律ができ、「墓地は管理者を置かなければいけない」といった内容で、(ここでいう「管理者」は「誰が埋葬されているか把握する管理者」であって、清掃や維持管理という意味ではありません) 手摺窪墓地は「みなし墓地(すでに墓地として成立している村落共同墓地をそのようにいった)」とされ、墓地所有の多くの方々が、結果として源光寺の檀家であることもあり、 源光寺護持会(檀家集団)でもって、手摺窪共同墓地の清掃を行っているという 経緯があります。 (実際、手摺窪共同墓地には源光寺の檀家ではない方もお墓があります) このような事情から、容易に手摺窪共同墓地の現状を変更できない状況です。 行政ともやりとりをしておりますが、様々な面で難航している現状があります。 ご指摘いただいた木々の伐採は業者、あるいは住職が許可をもらい、伐採しているところです。 今後、この手摺窪共同墓地の維持管理を、どのように、どこまで行うかについては、 大きな検討課題です。 以上の状況ですので、 決して、お寺が現状認識をしていないわけでも、 わかっていて何もしていないわけでもないわけでもないことを 皆様にはご理解いただきたく書いた次第です。 皆様からも何か良いお...